“訃報”　　中村俊夫さんの急逝のお知らせ 　福人研創設者の一人である中村俊夫さんが12月8日に突然、あちらの世界に旅立たれました。12月11日に家族葬儀が行われ、お別れをしてきました。福人研関係では山田宗良さんと私たち夫婦が参列しました。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　村山正治・尚子   最後の話しのはじまりと終わりのこと  第１報、  11月26日午後3時に　俊夫さんからのメール    　「エッセイ届きました。ありがとうございます。表紙の写真、村山さんの眼鏡なしの姿は新鮮です。いつまでもお元気でいて下さい。」とお礼状が届きました。  第2報、  11月27日午後2時20分に　俊夫さんからのメール    　「時々、司法委員の仕事で教養部跡の裁判所に行っています。懐かしいですね。」    これが最後の通信です。中村さんは、家裁の調停委員会の会長をされていたと聞いています。  村山からの通信、  11月27日午後3時48分    　　「中村さん、本が着いたようですね。表紙の写真、大好評です。3年前大分の美術館に出かけた折、玄関ロビーで尚子が撮った写真です。4年前白内障手術でメガネ不要、パソコン、本読みには必要です。司法委員の仕事で、六本松の法曹ビルに寄るのですね。私もバスで通過する度に昔を思い出します。」      　その後通信はなく、12月9日、我々夫婦が大阪での仕事に行く新幹線車中で、ご長男の俊文さんからの連絡が入り、8日に突然逝去されたとのこと、本当に思いがけない知らせで、我々はビックリ仰天しました。未だに整理がついていません。 　死因は、行きつけの飲み屋へ友達と行っていて、食べ物（多分寿司）を喉に詰めた誤嚥で救急車を周りの人が手配し病院に搬送したが、蘇生しなかった。と言うことでした。 　葬儀のご挨拶で、ご長男は、「親父は楽しい人生を送って終えたように思います。そして私の幼い頃から色々と面白いことや興味のあることに付き合ってくれました。幼い頃に一緒にやった鶴亀算で算数や数学に興味を持ちましたし、道具の組み立ても私が興味を持った時には、それを考案して創ってくれていました。私が大学で数学を学び、現在はエコノミストとして働いている原点はここにあります。」ということを話されていました。 　式場には、お子さん、お孫さん、ご親族からと、日本銀行副総裁、三井物産社長、村山正治九大名誉教授の献花が手向けられていました。